Grade School (初等部)

SOCIAL & EMOTIONAL

子どもの社会性・感情性

​理念

子供たちが普段使っている母国語を尊重することから始まり, 建設的な行動・言動を勇気づけられている土台から、さらに自分の考え・感じたことを言葉にして表現することを小学校では、子供たちの学習環境として提供しています。教室内だけでない、様々な環境やツールを用いて、子どもたちが学んだことを応用できる機会をたくさん作っています。自分を表現することは単に自身の考え・気持ちを相手に伝えればよいというものではありません。相手との考えの違いについて考え、建設的な関係性づくりをすることが社会では求められます。子どもたちはいつか社会に出て、人に囲まれながらひとつひとつの課題と対峙し、自身が与えられた役割を担いながら自身のため、誰かのため、社会のために生きる大切な存在です。性格形成や価値観を作る小学校時代は、その価値観を作る段階であり、「学習」のすべてが子どもの価値観を作るに欠かせない要素であり、カリキュラムは子供たちが生きるために必要な「生きた学習」を実践します。

​バイリンガル教育

Grade School進学にあたってSocial Language=生活に必要な日常会話だけでなく、

授業の中で学ぶAcademic Language(アカデミックランゲージ)が導入されます。読み書きだけでなく、話すこと、読むことを様々な学習環境を通じて習得していきます。

どれほど、単語をたくさん増やすか、文法の正確さを目的とするものではなく、二つの言語ツールを(英語・日本語)使って物事に対する分析、評価と創造力をもって自己を表現できるように言語学習を行います。これらHigher Thinking Skillsは5年~7年の時間がかかるといわれています。しかしながら、近年研究結果では、社会性・感情性が二つ目の言語習得に関連しているという発表がされています。感情の整理や仲間との関わりを通じて概念=物事の意味あいの適用範囲が明確になる考えが育つかなど、社会性と感情整理は言語習得に大きな影響を与えていることは否めません。

​カリキュラム

Grade School カリキュラムは、子どもの普段の会話、生活態度、仲間との接している事柄を先生が先入観なく観察した記録からカナダのオンタリオ州の学習要領と日本の教育指導要領に基づいて作成し、子どもの学習環境を作っています。小学校では、教科書(テキスト・ベース)を基に、文面の中から正しい答えを導き出すものが主流です。

SISでは、与えられた情報や知識から答えを導き出すだけでなく、いくつかの視点を理論的に分析して自身で答えを見出すことに重点を置いています。

例:

テキスト:赤いぼうしをかぶった熊は怒っていました。なぜなら、大切にしていたぼうしをうさぎにとられてしまったからです。

テキストベース質問例:なぜ熊はおこっていたのですか?

クリティカル・アナリシス質問例:もしもあなたが熊のように帽子をとられてしまったら、あなたはおこった気持ちをどうしますか?

テキストベースにした質問は、「主人公は何をかぶっていましたか?誰がぼうしをとりましたか?」など教材に書かれていることから導いて答える質問です。その反面クリティカルアナリシスの質問は、子どもに考える力と応用力を身につけることができます。

​カリキュラム・フレームワーク

GradeSchool の学習フレームワークとは、先生がどのように子供の学びをサポートするか接し方、すなわちアプローチを意味します。先生主導型の授業ではなく、学習目標に応じた物事を科学的、客観的にあらゆる角度から考え、科学的根拠と証拠から、自身の答えを導き出す思考法、Critical Thinkingを用いています。子供が周りの人間から与えられるだけの「待ちの姿勢」から「主体性をもって、自分で物事と関わりを持つこと」や「与えられた問題を解決をする姿勢」から「問題について考え、自発的に提議する姿勢」を育てます。

1.Knowledge   知識を得る、使う

2.Comprehension  意味合いを読み取る

3.Application   応用し、実践する

4.Analysis  考えや情報を比較、分類、分析、証明する

5.Synthesis  代わりの方法や新しい考えを作りだす

6.Evaluation 学んだことを評価していく

​授業

子どもの社会性・感情性は子どもが自分の持っている力や能力を発揮するために欠かせない要素です。社会性と感情性は、学校の中・あそびの中、家庭の中、様々な場面で起きています。普段の生活の中で子ども感じる感情は、仲間や家族、身近に接する人たちとの関係を通じて社会性を学びます。特にGrade Schoolでは、仲間との間でおきる問題やその考えについて、テーブルにのせ、話し合うことを勇気づけている環境のため、それに伴う感情の動きを言葉にし、相手との考えの違いや両者にとって共通課題として

より良い関係性を築けるようにサポートしています。

セルフマネージメントとは、「自己管理」のことを意味します。自己管理には次が含まれます。

•持ち物の管理

•家族会議を通じて、週案を立て記録する

•制服の管理(普段の身なり、制服を着る意味合い、洗濯)

•時間の管理(タイムマネジメント)

•ファミリーアセンブリー(家族会議を通じて、学校から得た情報を親に伝える)

Social and Emotionalの時間はアセンブリーとも呼ばれています。アセンブリーとは「集い」を意味します。子どもたちが学習に集中する環境を整えるためには、心が流れていることです。「心が流れる」とは、何かの要因で解決できない気持ちが心の中にない状態、すなわち今起きているものごとに、集中できる状態を意味します。また、学校全体のスケジュールやセルフヘルプの項目もこの時間で取り上げられている議題となります。

Social and Emotional の時間にて話し合われる議題(例)

•おうちで起きたことで解決できなかったこと

•物や宿題の忘れ物

•仲間との間で解決できなかった課題

•スケジュール変更

地球規模で見たとき、地球の環境変化はこれからの子供たちの未来に関わる課題です。そのため、子どもたちに紹介する地球環境の学びも、時代や地球の変化とともに、進化していく必要があります。子供たちの学びのすべて「地球環境」へとつなげられるように組み立てる必要がありますが、それはただ単に「エコ」に生きることを学習すればいいというものではありません。学んだことを子ども自身が大切にしたいと思える価値観となるように、地球環境に必要な知識を紹介することで子どもたちの未来の環境に対する認識を育てることができます。

 

小学部では子どもは環境にまつわる「原因」と「結果」や「行動」と「反応」について学ぶための土台が作られていきます。環境に対する共感の念をもって関われるように、下記の4つの目標を立て、授業を行います。これらの目標は、カナダのオンタリオ州にある、Camp Kawartha Outdoor EducationCenterのJacob Rodening事務局長の目標を軸にカリキュラムを作成しています。

情熱=Passionを注ぐ時間を設けています。子どもが学びたい仕事やスキルを自身で選択し、

その題材について調査し、組みたり、書いたり、作ったり、人が触れるものに発展させたりと先生から提供された期間内に完了させます。作成後、実際の作品を使って発表したり、

ビデオや写真などのツールを使って、自分達の学習したことを家族、そのフィールドのエキスパートや友人にプレゼンテーションし、フィードバックをもらいます。

テーマ授業とは、子どもたちの身近にある社会の仕組みについて学ぶ時間です。テーマ授業を通じて、自分自身の考えだけでなく、仲間の考えの違いを学ぶことができ、テーマについて発展的に学ぶために必要な科目(例:算数、理科、社会、国語、音楽など)が取り入れられています。

テーマ事例:

•テーマ:私たちの海を大切に

•コンセプト:私たちにとって海は必要な自然であるため責任をもって守る必要がある。

 

子どもへの質問:①なぜ、海は私たちにとって大切なのかな。

②どのように人間は海を影響しているのかな。

③私たちは海を利用する際に伴う責任はなにかな。

GradeSchoolの音楽学習は、自身の声や楽器を用いた技術の学習を高めることを軸に重きをおいていません。様々な文化の楽曲を通じて、自身の耳で楽曲を学習し、耳で学習した曲を、楽器を用いて音を探し、自身で探しあてた音を五線譜に書くなど、子どもたちが大人になっても共に心を豊かにする糧となるような学習方法を用いています。楽曲の造景を作者の生き方、文化が特有にもつ特性を通じて学習します。体を使った創作ダンスや形を用いたダンスなどは、体育の授業とのインテグレーション(統合授業)を行います。

小学校4年生以上からは、テーマを用いたプロジェクトを行い、グループでリサーチした情報を精査し発表する環境を提供しています。

授業内容例:

•ブラジリアンダンス(カポエラ)を通じて、楽曲がもつリズムの違いを聴き、リズムの比較をしながら体が動かしやすいリズムとは何かを認識する

•オペラのルーツについてリサーチをグループで行いながら、作者とその楽曲の背景について学習したものの中から子どもが心地よいと感じる作者のメロディーを楽器を使って表現する

跳び箱を飛べるようになる、縄跳びができるという身体的なスキルの目標が明確となっている

体育学習は多くありますが、SISの体育授業は、紹介されたひとつひとつの「動作」を体を使って確認し、体の部位のどの部分が動きやすいのか、動きにくいのかを探求することを紹介されるすべてのスポーツにおいて勇気づけられています。そうすることによって、自分の長所を認識することができ、体力面の強化を子ども自身のペースで進めることができます。学校では、体を動かすことへの意欲を育てることや体を動かしスポーツをすることによって身体的に感じる心地よさを感じることを学習目的としています。

小学1年~5年:ICTは、全教科を通じて導入しています。特定の授業は行っていませんが、

テクノロジーを使用する規定やガイドを設けながら、発達段階に応じた導入を行っています。

SISでは、ICTはこれからの時代に子どもの探求心や物事の概念を育てるための学習に必要なツールであると考えます。

ICT授業に含まれる学習:

•グローバルな視点を身に着ける

•リサーチするツールとして用いる

•迅速なフィードバックやリフレクションを相手とやりとりする環境を作る

•日本だけでなく、海外において子どもは作品のプレゼンテーション

 

小学6年:ICTの授業を導入しています。様々なプロジェクトからデジタルツールをどのように安全に背リサーチすることができるのか、またツールを使ったオリジナルのアプリや作品を作成します。

留意事項:

小学校5年以上のIT授業の持ち物:2018年度より、小学5年以上はラップトップが必要となります。ラップトップの準備は、学校よりレンタルする方式もしくは購入という二つの方法からご選択いただけます。コンセプトや詳細につきましては、カリキュラムコーディネイターより手紙にてご案内いたします。

全体のカリキュラムの構成は、スキル(知識)は概念に基づいていることや、結果を重視した学習の取り組み方だけでなく、プロセスや手順にフォーカスを置き、ひとつの教科で学習が簡潔されているのではなく、ほかの教科とのインテグレーション【統合】しながら、応用課題が多く取り入れられています。

小学1年~3年生は、5つの学習内容を用いています。

1.数にたいする概念

2.量と測定

3.ジオメトリーと空間認識

4.パターンと代数

5.データ管理と確率

 

小学4年~6年生:

小学校低学年時に学習した概念を軸に、先生が日本の学習指導要領の学習基準を用いて算数の授業を日本語にて行います。ただし、学習フレーム、すなわちアプローチはオンタリオ州に基づいた指導を行い応用課題を用いた学習法を用いています。また、テーマクラスSTEMクラスと統合学習を行います。

  1. Social Language =日常会話などの意味します。(例:お菓子が食べたい、トイレに行きたいなど)

  2. Academic Language =学術的に習得する言語のことで、英語や日本語の中で学習する際に必要とされる教科の中で学術的に学ぶ言葉を意味します。例えば、文法や算数の専門用語など

日本の学習指導要領に基づいた学習環境を軸に置きながら、母国語である日本語に対する認識を高め、ことばがどのように自分と関わる相手との相互関係を作っているか、子どもの社会の中でのことばに対しての姿勢、意識を高め、ツールを使って自己を表現できるように、自己認識を高めます。

 

授業内容は次のとおりです:

•字の学習(ひらがな、かたかな、漢字)

•社会に存在する様々な手紙の種類について学習

•記録、報告、説明、解説などを読み、比較や分析をし、自身の価値観を組み立てる学習

•言語文化を(詩、短歌、和歌、物語、漢詩、漢文、伝記、民話)通じて日本のルーツをリサーチし、日本文化がもつ「言葉」に対する造景や興味を深める学習

•文章の構成を論理的に認識し、自身で構築する学習

スケジュールと年間イベント

SCHOOL LUNCH

湘南にて地元の無農薬野菜を使用し、マクロビの要素を取り入れた彩り鮮やかなココロもカラダも喜ぶ料理を提供・提案させていただいています。スクールランチについて詳しきお読みになりたい方は下のリンクをお読み下さい。

QUICK FACTS

  1. 対象学年:小学1年~5年生 ※6年生はMiddle School

  2. 授業日:月曜日-金曜日

  3. 授業時間:Grade 1, 2: 8:15-15:45      Grade 3,4,5: 8:15-16:30

  4. スクールランチ:ケータリングもしくは自宅から持参

  5. ​授業後の学童:15:45-19:00(学年によって異なる)

  6. 朝の学童:7:30-8:00

  7. 送迎について:サポート体制あり。藤沢駅もしくは辻堂駅から送迎サポートを行っています。

  8. アカデミックサポート:英語のスキル面においてサポートが必要とする場合の授業後に行われる学び。

  9. ​短期留学プログラム:イタリア、カナダ

  10. 特別支援(Special Needs): 受け入れ枠有。保護者との面談を通じて、協議を行いサポート環境を整備します。 

  11. サマープログラム:毎年7月第4週~8月3週目 ※変動がある場合があります。

  12. ​スプリングプログラム:毎年3月

  13. ​入学条件:保護者の教育理念への考え、ワークショップへの履修科目について、子供が未就学期間中にてどのような英語環境にいたか、Social Language (人と接するために必要な日常会話)(入学前のアカデミックサポートへの履修も条件に含む)

  14. クラブ:年齢にもよりますが、ムービークラブ、ウクレレクラブ、サッカークラブ、ダンスクラブ、チェスクラブ、イタリア語クラブ、手芸クラブ