Bilingual Education
Bilingual Education
【グローバル人材】育成のカギは、「バイリンガル教育」にあります。SISの考える「バイリンガル」とは、単に2つの言語をしゃべれる人、ということだけではありません。教育理念にある4つの技能それぞれの到達度はもちろん、文化的背景も絡み、さまざまな状態の「バイリンガル」が存在していると考えています。
Global context
日本人もことばの壁を乗り越えて、目的達成のために異文化の人たちと力を合わせ、リーダーシップを発揮することが求められる時代になった。(中略)
実際に世界を見回せば、モノリンガルよりも複数言語話者の方がはるかに多く、第2、第3言語で教育を受ける子どもも地球規模で増している(Tucker, 1999)。
子ども時代に複数言語を獲得することは、思考の柔軟性、異文化適応力、言語に対する理解、言語分析能力を強め、子どもを文化的にも知的にもより豊かにするものであり、それゆえグローバル人材に不可欠な要素であると考えています。
CLOSE
Language Education
「英語」「日本語」の概念を教えるのではなく、それぞれの言語が持つ「音」の違いを紹介しています。そのため、子どもたちがコミュニケーションを図るときは、子どもが安心した表現方法を目一杯使えるようにまずは信頼関係をつくります。(例:日本語でお話をする、言葉にならない時は泣いて伝えてみるなど)
子どもが使った表現を私たち=まわりの大人が理解し、伝えようとしているメッセージを私たちが「言葉」にすることで、安心感が生まれます。そこから、次のリスク=チャレンジへと向かっていくことができます。
安心感と信頼をもって、次の段階として英語を使用できる場面(授業)を通じて、自分の考えや気持ちを言葉にすることを目標に働きかけます。文法を直したり、無理やり英語で表現するような、意欲を低下させるアプローチはとりません。思考を言葉にできる子供は、自発的に物事と関わります。
口で発することができた時はじめて、鉛筆やペーパーなどを使った学習に移行していく準備に入ります。本校では、先生は学校の中で英語を一貫して使用しています。子供はどちらの言語を話すかの選択でき、生活周りの先生には、日本語のみお話になる先生もいらっしゃいます。
Kindergartenにて子供たちが普段使っている母国語を尊重することから始まり, 建設的な行動・言動を勇気づけられている土台から、さらに自分の考え・感じたことを言葉にして表現することを小学校で促します。
教室内だけでない、様々な環境にて自分の学びを実践する場所をたくさん作っていきます。
バイリンガル教育を行うSISでは、学びの環境=授業内容によって英語も日本語の学習も取り入れられます。
教科は、英語で行う授業と日本語で行う授業とがあり、言語の比率としては、80%の授業が英語で行われています。
教科を通じて、言葉を話せるようになることだけが目的ではなく、言語=ツールを使ってどのように自分を表現し、考え・気持ちを相手と分かち合うかについて、自分と異なる考えをどのように理解し、相手とより良い関係づくりを作れるか、性格づくりをしている子どもたちに常に問いかけ、子供たちと一緒に作り上げていく「生きたカリキュラム」を実践します。
そのため、Grade Schoolでは、Social Language=日常会話、Academic Language=学術的言語、すなわち教科の中で出てくる専門的な言葉などを学習する環境が設定されています。
アカデミックサポート制度によって、子どもの学習レベルに見合った環境設定を親と先生が理解することが必要です。
CLOSE
Language ratio
クラスにおける言語使用率の推移は以下になります。
幼稚園から6年生までの英語と日本語の比率です。 これには課外活動が含まれていないことにご注意ください
Grade level | JAPANESE(L1) | ENGLISH(L2) |
---|---|---|
Kindergarten | 10% | 90% |
Grade 1 | 30% | 70% |
Grade 2 | 30% | 70% |
Grade 3 | 40% | 60% |
Grade 4 | 40% | 60% |
Grade 5 | 50% | 50% |
Middle School | 50% | 50% |
CLOSE
Benifits of bilingualism
バイリンガルは言語への洞察力が鋭くなり、鋭い感性を持つようになる。子どもは外国語を学ぶことによって、言語がどのように機能しているかを深く理解し、多言語を巧みに操作することによって思考力と問題解決能力の発達を助ける(言語学者Cummins 1981)
バイリンガルはモノリンガルに比べて、第一言語での覚えが早い。外国語の学習と読解力には相関関係があり、バイリンガルになると読解力があがる。 (Yelland et al. 1993),(Garfinkel & Tabor 1991)(Dumas 1999)
批判的思考力が高まる。 批判的思考力とは、「なぜ?」という意識を自発的に発することを意味しています。
自分の国の人をより理解し、感謝できるようになる。新しい言語を学ぶことによって新たな文化を知り、人種差別的な考えや外国人嫌悪、不寛容さがなくなる。 (Carpenter & Torney 1974)
第一言語でのコミュニケーション能力が伸びるため、第二言語への意欲も同時に意欲が引き出されているいくため、人と対話することの積極性やどの場面で自身が輪の中に入っていくことで、共通点を見出していけるかを観察し、人間関係において、取捨選択が可能となる。
バイリンガルは2つ以上の言語で読むという経験を積んでいるため、効率的に読む読解法を身につけている(Nayaket al. 1990)
多言語話者は2つ以上の視点から物事を見るので、立体視的な世界観をもてる。考え方がより柔軟になる。よって、マルチリンガルは一つだけの世界に限定されず、他の視点からの見方への理解が深くなる。(Cook 2001)
マルチリンガルになることによって、視野を広げることができる。内(インサイダー)と外(アウトサイダー)を同時に経験することにより、自分の文化を外から見るという経験ができる。モノリンガル(一言語のみ理解する人)にはわからない、文化の比較やコントラスト、文化的コンセプトの理解を深めることができる。
バイリンガルはモノリンガルに比べて、第一言語での覚えが早い。外国語の学習と読解力には相関関係があり、バイリンガルになると読解力があがる。 (Yelland et al. 1993), (Garfinkel & Tabor 1991)(Dumas 1999)
リスニング力、および記憶力が鋭くなる(Ratte 1968; Lapkin et al. 1990)
バイリンガルは会話力だけでなく、空間認知能力も高める(Diaz 1983) 空間的認知能力は、人と人が対話したり接する上で居心地が良いと感じる距離感などを意味する。
バイリンガルは一般的に認知の柔軟性が高く、問題解決能力、思考力のいずれも高い。 (Hakuta 1986)
CLOSE
Myths&misconceptions
※参照: Roxana A. Soto
CLOSE
Please feel to contact us.
資料請求、ご入学やオープンハウスのご相談、
校内見学など各種お問い合わせはこちら